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社会貢献事業「親子で学ぼう!感染対策2024~身近に潜む細菌を見てみよう~」を開催しました

2024年08月23日

 8月8日(木)~9日(金)の2日間にわたり、本学附属病院感染制御センターが企画・主催の社会貢献事業「親子で学ぼう!感染対策2024~身近に潜む細菌を見てみよう~」を開催し、小学4年~6年生の親子22組、57名が参加しました。
 実習は以下の内容で行われました。
1.手形培地を用いて手の表面の細菌を培養し、手洗いとアルコール消毒による除菌効果の違いを確認
2.スマートフォンやドアノブ、ペットボトルの飲み残し、ウォシュレットノズルなど、身の回りの物を綿棒で
 拭き取り培養した培地を実際に観察して、細菌の臭いや形を確認
3.口腔内の常在菌をグラム染色し、顕微鏡で観察
4.ディスク法を用いて耐性菌を検出する方法を体験
5.蛍光塗料入のクリームを手に塗った後で手洗いを行い、ブラックライトを使って洗い残しを確認

 イベントの最後には、目に見えない微生物が引き起こす感染症とその対策についての講義が行われ、普段の生活の中で、私たちの身の回りや体の中にたくさんの微生物が存在していることを学び、感染予防の重要性や正しい対策方法を理解することができました。連日猛暑日が続く中、参加した親子は熱心に細菌を顕微鏡で観察し、細菌の臭いや形をテキストに記録する姿が見られました。まさに夏休みの自由研究のような有意義な時間となりました。修了式では古橋感染制御センター長から子供たち一人ひとりに修了証が手渡され、親子ともに学びを深めた様子が見受けられました。

(授業内容)  
①実習「手の表面に潜む細菌の培養と観察」
②実習「環境に潜む細菌の観察」
③実習「口の中の細菌の観察」
④実習「薬の効かない微生物の同定と観察」
⑤実習「手洗い」
⑥講義「目に見えない微生物が引き起こす感染症と感染対策」
質疑・応答・修了式

手形培地に手の表面の細菌を培養

培養した細菌を観察

口腔内の常在菌をグラム染色

顕微鏡で染色した細菌を観察

洗い残しを確認

修了証の配付