米国嚥下研究学会、欧州嚥下学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の雑誌「Dysphagia」に掲載されました
2024年03月13日
誤嚥性肺炎で入院した高齢者の退院後の生存期間中央値は約1年と短く、
経口摂取が困難な場合は特に短い
~残された時間をどう過ごすか話し合う際の一助に~
本学健康社会医学講座の本田優希医師(大学院生)らは、聖隷浜松病院との共同研究により、誤嚥性肺炎で聖隷浜松病院に入院した高齢患者のデータを用いて、退院後の生存期間と死亡リスクと関連する患者要因を検討しました。退院後の生存期間中央値は約1年、退院5年後の生存割合は13%と予後不良であること、死亡リスクを高める主要な患者要因として男性、BMI 18.5 kg/m2未満、退院時の栄養摂取手段が経管栄養・点滴であることを明らかにしました。
本研究成果は、2024年2月23日に米国嚥下研究学会、欧州嚥下学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の雑誌「Dysphagia」に掲載されました。
論文情報
論文タイトル:
Extremely Poor Post-discharge Prognosis in Aspiration Pneumonia and Its Prognostic Factors: A Retrospective Cohort Study
DOI:
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