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新検査技術を用いた新型コロナウイルスとインフルエンザの同時高感度化診断を検証する実験を実施

2023年02月01日

社会の負担を減らし国民の安心を促進する
抗原検査の新検査技術の実証実験
〜自動化された卓上電子顕微鏡を用いた新型コロナウイルス・インフルエンザの同時高感度抗原検査〜

 本学は、 NanoSuit(株) の協力、 (株)タウンズの協賛のもと、イムノクロマトグラフィ(抗原検査)の新検査技術を用いた新型コロナウイルスとインフルエンザの同時高感度化診断を検証する実験を実施しています。今冬は新型コロナウイルスとインフルエンザ同時流行が懸念されています。第2類相当の新型コロナウイルス、第5類のインフルエンザとの同時流行が起きたときに、PCR検査だけでは対処が難しい場面がでてきます。その時は、抗原検査を利用したその場での高感度な診断が有効な代替手段と考えられます。
 現在、新型コロナウイルスの第5類への移行が決まり、今後はインフルエンザ検査と同様に新型コロナウイルスも抗原検査が中心になっていくと予想されます。また今回の新検査技術はポストコロナ時代のインバウンド・アウトバウンド対策としても有効な手段と考えます。
 本実証実験では本学光尖端医学教育研究センターナノスーツ開発研究部と附属病院検査部が協力して、新型コロナウイルスとインフルエンザ疑いの発熱患者に対して、抗原検査とPCR検査を同時に行っています。抗原検査に関しては、肉眼診断後に、(株)日立製作所の自動化ソフトを適用した卓上電子顕微鏡を用いて、最高感度を示すイムノクロマトグラフィ法であるNanoSuit-卓上電子顕微鏡法にて検証を行います。抗原検査を利用した高感度かつ迅速な診断を実際の臨床現場で使用できるよう、将来に向けた改善点などを抽出し検討します。住民の安心・負担軽減につながることを目指します。


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