米国医学会誌JAMAの姉妹誌「JAMA Network Open」に研究成果が公表されました
2022年01月06日
子どもの入眠時刻はADHD症状と関連し、遺伝的リスクの低い子どもにおいて睡眠の関連が強いことが明らかに
本学子どものこころの発達研究センターの奥村明美特任助教、土屋賢治特任教授らは、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科(科長・尾崎紀夫教授)の高橋長秀准教授らのグループとの共同研究で、本学同センターの「浜松母と子の出生コホート研究(HBC Study)」の一環として、注意欠如多動症(ADHD)における注意欠如、多動・衝動性の強さが日頃の睡眠習慣に影響を受けること、その影響の程度はADHD発症と関連する遺伝子の変化の程度(以下"ADHDの遺伝的リスク")と関連していることを明らかにしました。ADHDの症状の評価と診断にあたって、睡眠習慣を考慮することが重要であることが示されました。
この研究成果は、国際的に権威の高い英文誌である米国医学会誌JAMAの姉妹誌「JAMA Network Open」に、日本時間1月6日に公表されました。
論文情報
論文タイトル: |
Exploration of sleep parameters, daytime hyperactivity/inattention and an attention deficit hyperactivity disorder polygenic risk score in children in a birth cohort in Japan |
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