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国際学術誌「Communications Biology」に研究成果が公表されました

2021年09月17日

代謝シグナルを制御する細胞内アミノ酸センサーの発見とその作用メカニズムの解明

 本学総合人間科学講座(生物学)の谷川美頼特任助教と前田達哉教授は、東京大学らとの共同研究により、代謝のマスターレギュレーターであるTORC1の新しい活性制御機構を明らかにしました。酵母の天然変性タンパク質Pib2がグルタミンセンサーとして細胞内のグルタミン量を検知し、グルタミンが高濃度に存在するときにはTORC1に結合して直接活性化するというものです。本研究により「天然変性タンパク質が高濃度の細胞内メタボライトを特異的に検知し、代謝制御のハブとなる因子を直接に制御する」という新たな代謝制御機構のモデルを提示することができました。

 この研究成果は、国際学術雑誌「Communications Biology」に日本時間9月17日午後6時に公表されました。

論文情報

論文タイトル:

A glutamine sensor that directly activates TORC1

>> 詳細はこちら(プレスリリース本文)PDF