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国際学術誌「PLOS ONE」に研究成果が公表されました

2020年11月05日

超音波を使った血管老化の解明

 本学基礎看護学講座健康科学分野の三浦克敏教授は、超音波を用いた音速計測によって血管の老化の機序の一端を解明しました。血管は年を取るにつれて硬くなると言われています。年を取ると脂質が溜まる動脈硬化が進み、石灰化も現れます。今回、64名の解剖例を用いて腎動脈の弾性を調べ、動脈の主要な部分である中膜平滑筋の弾性が加齢にともなって低下していくことを明らかにしました。これにより、血管が老化する機序の解明が進むことが期待されます。

 この研究成果は、国際学術誌「PLOS ONE」に日本時間2020年11月5日(木)に公開されました。

論文情報

論文タイトル:

Tunica intima compensation for reduced stiffness of the tunica media in aging renal arteries as measured with scanning acoustic microscopy
老化腎動脈における中膜の脆弱性を内膜が代償する-走査型超音波顕微鏡を用いた計測-

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