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本学から発表した論文に係る調査結果の公表について

 本学教員を責任著者とする1報の論文について、平成29年9月に郵送により本学に届いた不正行為(改ざん)を疑う告発がなされた件は、浜松医科大学研究公正規程(平成26年3月13日規程第21号)に基づく調査委員会を設置し、本告発に係る調査をしました。
  このたび、本調査委員会における研究不正の有無に関する調査結果を踏まえ、次のとおり公表いたします。


 告発者から不正行為の疑いがあると指摘があった項目すべてについて、データの入れ違いや、不適切な調整を行った画像の誤った使用等が判明しました。さらに、指摘された箇所以外も含めて、当該論文の図表を全体に渡って調べたところ、他にも表記誤り等が見つかりました。しかし、図表については原図を補足資料(Supplementary information)として公表していること、誤りのほとんどは論文本体ではなく補足資料中で起こしたこと、また、誤りは恣意的ではないデータの取違いであり、本来示すべき正しいデータが存在していることも考慮して総合的に判断した結果、これらの誤りについて、科学的な知見を著者らにとって有利にするためのものとは考えられないと結論しました。さらに、それらの誤りによって本論文の研究結果全体が揺らぐものでもなく、基本的な注意義務を著しく怠ったとも言えないため、特定不正行為は無かったと結論しました。
 (なお、著者らには論文の修正を依頼すべきである旨を大学として勧告しました。その 結果として、修正記事が2)に示すように掲載されました。)


1)論文題名、掲載雑誌
  Phosphorylated HBO1 at UV irradiated sites is essential for nucleotide excision repair.


  Nature Communications vol. 8:16102 (DOI:10.1038/ncomms16102)
  Accepted 30 May 2017, Published 18 July 2017.


2)修正記事
  Author Correction: Phosphorylated HBO1 at UV irradiated sites is essential for nucleotide excision repair


  Nature Communications vol. 9:16214 (DOI: 10.1038/ncomms16214)
   Updated 20 Apr 2018.


  URL: https://www.nature.com/articles/ncomms16214