教育

Education

研究内容

研究内容詳細、研究プロジェクト等

腫瘍研究グループ(峯田、三澤、岡村、今井、望月、三澤由)

頭頸部扁平上皮癌を対象とした研究を継続的に行っている。主な分野は、DNAメチル化を中心としたエピジェネティック解析であり、頭頸部癌に特異的な予後マーカーの探索を行っている。解析精度とサンプル数は、トップレベルである。最近は、メチル化・脱メチル化のメカニズムの解明を目指し、転写因子の制御、脱メチル化酵素の働きなどのリアルタイムなエピゲノムワイド解析に取り組んでいる。現在、千葉大学とパピローマ関連中咽頭癌の網羅的DNAメチル化解析を、金沢大学と上咽頭癌のEBウイルスLMP-1遺伝子のメチル化解析の共同研究を行っている。

本邦におけるアッシャー症候群患者の遺伝子解析:助教 中西啓

アッシャー症候群は、感音難聴に網膜色素変性症を合併する常染色体劣性遺伝性疾患である。難聴に視覚障害を合併する疾患は約40種類知られているが、本疾患は全患者数の約半数を占める最多の疾患である。現在までに、アッシャー症候群の原因遺伝子として9種類の遺伝子が報告されており、欧米では本疾患患者の遺伝子解析が進んでいるが、日本人症例ではあまり遺伝子解析が進んでいない。そのため、本邦患者を対象としてアッシャー症候群の原因遺伝子の解析を行い、日本人における変異スペクトラムを明らかにすることを目的として研究を行っている。