教育

Education

教育活動

前川教授から

 私たち、第三内科は循環器内科・血液内科・免疫リウマチ内科からなり、各内科の医師が、専門性の高い診療、教育を行いながら、全身を診る、という内科医としての基本姿勢を大切にした診療を行っています。当科では、静岡県下唯一の大学病院としての特性を生かし、研修医としてすぐに身につけたいCommon diseaseに対する対応から希少難病疾患に対する診断・治療まで幅広い臨床経験をすることが出来ます。経験豊富な各内科の専門医が教育にあたりますのできっと満足して頂ける研修が出来ると確信しています。

研修内容

 初期の研修(スーパーローテート)では、臨床医としてのプライマリ・ケアに関する基本的な診療知識・技術の習得と、医師として求められる人格を涵養する事を目標とします。後期の研修(スーパーローテート後)では、さらに患者を全人的に診療し、各専門医としての知識・技術を習得し、地域医療のみならず、世界に通用する医師の育成を計る事を目標にしています。

研修方法

  1. 平成16年度より厚生労働省主導による研修医のスーパーローテートが始まりました。浜松医科大学では、他の関連病院と協力し、本学を選択された研修医が充分に研修の実が上がるようなプログラムを用意しております。

  2. 内科6ヶ月、外科3ヶ月、救急・麻酔3ヶ月、小児科・産婦人科4ヶ月、精神科1ヶ月、地域保険・医療1ヶ月の必須コースとともに、選択科目を6ヶ月間行うというプログラムで、大学病院から研修をスタートしても、一般病院からスタートしてもよい柔軟な研修システムになっています。
    (https://www.hama-med.ac.jp/hos/cent-clin-fac/postgraduate-clin-edu-ctr/index.html)

  3. スーパーローテートが終了した後、内科を希望されれば、本人の希望に沿ってさらに内科全体(循環器、消化器、呼吸器、血液、神経、内分泌・代謝、腎、膠原病・リウマチ)をさらに研修(後期研修1~2年)します。研修病院は、研修指定病院(今年度の実績は、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、静岡市立静岡病院、磐田市立総合病院、藤枝市立総合病院、富士宮市立病院など)となります。既に内科を将来自分の専門としようと考えている方は、第三内科の方へ御連絡いただければ、後期研修も含めてトータルに研修できるような研修方法や研修病院を確保します。

  4. 一般内科の研修が終了したら、さらに専門医としてのトレーニングを循環器、血液、リウマチ・膠原病の分野で、それぞれの研修医の希望に応じて行います。専門医としてのトレーニングは、2年間は必要ですので全体で6年間は、充分研修していただきたいと思います。

  5. 一般内科や専門医の研修は、第三内科が責任をもって、あなた方の希望にかなうような研修病院や研修方法を紹介します。また、精神的な面や経済的な面でも、個人個人の実情に合わせて相談にのります。私たちは第三内科に入局してくださった医師が、この地の医療のみならず大きく世界に羽ばたけるような医師となることを願っています。