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雄踏小学校で「視覚障害理解の学習」の講義を実施しました

2022年11月25日

 11月16日(水)に、本学医学部附属病院 眼科による「目の不自由な方との交流について」の講義を、雄踏小学校4年生160人を対象に行いました。普段あまり知ることのない、視覚障害者の声を聴くことで、障害に対する理解を深めることを目的として、平成19年から毎年行っており、今年で15回になります。
 医療者(医師、視能訓練士)、福祉事業者、視覚障害者がそれぞれの立場から、「見えないとはどういうことなのか、見えない、見えにくい人に対してどのように声をかけたらよいか」などを講義しました。医療者からは眼疾患の説明、福祉事業者から視覚障害者への接し方、見えないことで困難になること、それを改善する方法を説明しました。視覚障害者からは白杖の使用方法、盲導犬による歩行、点字付冊子などの読み上げなどの実演や、音声時計やUDブラウザなどを使用しての日常生活についても紹介しました。
 また、音声機能のない横断歩道では、道路を渡るタイミングがわからないため、声をかけて誘導してほしいこと、盲導犬の仕事中には餌を与えたり、声をかけたり、目をみつめたりしてはいけないこと、点字ブロックには自転車などを置いてはいけないなどの話があり、児童たちは真剣に耳を傾けていました。




点字付冊子の読み上げの様子
点字付冊子の読み上げの様子
盲導犬による歩行の様子
盲導犬による歩行の様子