国立大学法人 浜松医科大学

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学長メッセージ

今野学長

 本学の基盤は「建学の理念」にあることは論を俟ちません。複雑化、専門化が顕著な現代の医療でも、いささかも揺るがない高邁な精神を謳った理念であり、我々大学運営にあたるものは常に指針とすべきであると思います。
 法人化以降14年間の本学の運営を概観すると、健全な財政を堅持しながら、光医学を中心とした研究に集中的に資源を投入すること
で、本学の独自性を担保してきました。高い国家試験合格率を維持しながら、地域の医療に貢献する優れた医師・看護師を養成し、独創性のある研究を展開し、「強み」としての産学連携を推進してきました。これまでの実績を基に本学をさらに発展・深化させるためにInstitutional Researchに基づいた多方面にわたる組織改革を実践中です。
 教育においては国の改革に先立ち、記憶力重視から知力に重点を置いた入試改革を先取りすると共に、医学科、看護学科共に大学教
育の質保証を目的として、新たなディプロマポリシー(学位授与の方針)に沿った改革を継続しています。「自ら学び、問題・課題を抽出し、解決する能力」、「医療人としての教養と倫理、コミュニケーション力」、「探究心、国際性」を重視しています。また、医療人として必須と言える実践的英語能力を付けるため、国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)を受験する機会を設けています。
 新たな専門医制度に向け設置した卒後教育センター、女性医師支援センターを拡充・強化すると共に、今年度より新たな寄附講座「地域医療支援学講座」「周術期等生活機能支援学講座」が設置されました。専門医の育成と共に、専門・認定看護師の育成も促進しています。
 常に最新の知識と技術の修得に務め、課題を抽出し解決できる能力を備えた、国際感覚のある善き医療人・研究者を育成したいと考えています。
 本学の「強み」は光医学研究と産学連携にあります。
 現代医療において重要な「光医学」に早くから取り組み、研究開発と人材育成の機能を強化するため、光尖端医学教育研究センターを設置し、イメージング・コンプレックス体制で、基礎医学から診療までの研究の発展を進めています。また、今年度は、大学院に博士後期課程(光医工学共同専攻)を設置し、光医学を基礎とした医工連携分野に精通した光医工学の高度専門人材の育成がスタートしました。
 さらに、地域における産学官連携を深化させるために、大学間、行政、基幹病院との連携を強化します。昨年4月に浜松医療センターとの連携強化(多面的な共同運用)、12月には浜松市と包括協定を締結しました。本学と浜松市との共同事業の迅速化、効率化が可能となり、浜松医療センターとの教育、診療、臨床研究等での連携を実質化していきます。
 診療の指針は明確で、「医療安全を最優先とした高度で良質な医療の提供」です。新進気鋭の実力のある若い教授が増え、最先端診療が安全に行われています。「健康寿命日本一」であるこの地域の「強み」を生かし、データサイエンスを活用した予防医学及び検診体制を含めた健康社会実現のために必要なシステムの構築を目指します。また、「頼りになる災害拠点」も地域貢献における本学の大切なミッションです。
 全ての職員が「チーム浜松医大」の一員として、大学の指針に基づいて職責を果たす中で、自らの夢を持ち、実現するために努力する、それが結果的に浜松医大の持続的な成長に繋がる、そんな組織でありたいと願っています。


    平成30(2018)年 4月
                            学 長  今 野 弘 之 (Konno Hiroyuki)



トピックス

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