静岡リウマチネットワーク
 

2012年10月:患者さんに丁寧に説明し、お互いに納得しながら治療する〜すずかけヘルスケアホスピタル〜

当院は、「すずかけの木陰のやさしさに象徴される「癒し」を提供するという理念のもと、2003年6月に医療法人弘遠会のグループ病院「磐田すずかけ病院」として開設されました。その後、療養型病院から回復期リハビリテーション病院への転換を進め、2009年9月より病院名を「すずかけヘルスケアホスピタル」と改称しました。また、在宅復帰・社会復帰を目的に積極的なリハビリテーションを提供するため、2009年11月よりリハビリテーションセンターを開設し、総面積400平方メートル以上の充実した訓練室に加え、療法士人員を大幅増員し、体制の強化を図っております。在宅復帰率は80% 以上を誇り、地域医療において重要な役割を果たしております。
さて、当院では、地域医療へより多く貢献するために、関節リウマチ治療にも力を注いでおります。
関節リウマチにおいては、早期の診断と早期からの治療開始が将来的な関節破壊を防ぐことになります。当院では、レントゲン撮影装置はもとより、CT(16列)、MRI(1.5T)、超音波エコー装置などを備えており、早期診断、治療効果判定が可能です。一般血液検査は院内で行い、1時間ほどで結果が分かりますので、その日のリアルタイムな状態チェックが可能です。(一部は外注しますので後日結果をお伝えするものもあります)
治療においては、患者さんとお話しながら治療を進めています。治療内容やくすりの変更や調節などに不安を覚える患者さんもいらっしゃいますが、丁寧に説明し、お互いに納得しながら治療することを心がけております。発症早期の患者さんでは、治療目標を設定し、しっかりとした薬物治療が必要となります。ある程度関節破壊が進行した患者さんでは、「少しでも患者さん自身でできることを増やす」・「少しでも関節や筋肉を楽にする」ために、装具の使用やリハビリテーションも併せて勧められます。当院では、すべてのリハビリテーションは理学・作業療法士が担当し、治療装具の相談・作成から本格的な筋力訓練や歩行練習まで行うことが可能です。また近年、関節リウマチ治療を大きく変えた生物学的製剤を用いた治療も積極的に行っております。
また、関節リウマチ治療では合併症や薬剤の副作用は大きな問題です。当院では遠隔読影システムを導入し、放射線科専門医による読影も行い、肺合併症などの早期発見・診断につなげています。静岡リウマチネットワークを始め、近隣医療施設との連携も積極的に行っており、重篤な合併症発生時や手術など高度な専門医療が必要な場合は、適切で迅速な対応が取れるようにしています。
以上、簡単ではありますが当院の特色を紹介させていただきました。
磐南地域におけるRA治療のかかりつけ医となれるようにがんばっていきたいと思っております。一般整形外科の診察も行っておりますので、関節リウマチだけでなく、腰痛や膝痛のなどもお気軽にご相談ください。
           (文責:草部 拓馬)

すずかけヘルスケアホスピタル」
磐田市大原2042-4
TEL: 0538-21-3511
http://www.suzukake.or.jp/healthcare/index.html


〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1
浜松医科大学第三内科内
TEL:053-435-1211(9:00〜16:30) FAX:053-435-1211(24時間)
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