静岡リウマチネットワーク

2011年6月：患者さん一人ひとりの生活に寄り添った人間味あふれる診療～藤枝市立総合病院～

静岡県の中央部に位置した藤枝市は、市の花“藤”とともにサッカーのまちとして全国に知られています。
藤枝市立総合病院膠原病リウマチ科には現在３人のリウマチ専門医が外来、入院診療を行っています。関節リウマチ以外にも、全身性エリテマトーデス（SLE）などの膠原病、痛風などの関節性疾患、および一般内科の診療に日々携わっています。
唐橋太郎医師（平成４年卒）と金本（平成８年卒）は当院に10年以上勤務しており、リウマチと一緒にながい付き合いとなっている患者さん達も少なくありません。平成22年4月からは上原美佐子医師（平成17年卒）が加わって新しい風を吹き込んでくれています。複数の内科系リウマチ専門医のそろっている病院は、特に静岡県中部では貴重な存在と言えます。
また、進化し続けるリウマチ診療と切っても切れない関係にある呼吸器科との合同カンファレンスを週に一度行っており、肺病変の評価や治療方針の決定に役立てています。整形外科、産婦人科（平成23年4月より診療再開）など他科との協力体制が整っている環境は、総合病院ならではのメリットと考えられます。さらに、浜松からベテランリウマチ専門医が非常勤で外来診療にあたっており、地域のクリニックを含め、縦横に幅広く連携をとっています。
関節リウマチは、根本的な病因こそ解明されていないものの、診断技法や治療法が近年めざましく発展している分野です。当院においては、MRI等用いた早期診断や最新の生物学的製剤治療を積極的に取り入れつつ、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った人間味あふれる診療を心がけています。

（文責：金本素子）

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