静岡リウマチネットワーク
 

2011年3月:外来加療から手術、リハビリテーションまで一貫した治療を目指しています〜フジ虎ノ門整形外科病院〜

当院は、西に富士山、東に箱根を望んだ、御殿場市にある整形外科を中心とした外科系・リハビリテーションの専門病院です。365日24時間体制をモットーに年間1200例以上の手術実績があり、急性期から慢性期、そして在宅までの医療をカバーしています。
関節リウマチの診療にあたっては、土田理事長(日本リウマチ学会認定医、日本整形外科学会専門医)を中心に、他2名の整形外科専門医・リウマチ認定医がリウマチ患者さんの診療にあたっています。
関節リウマチの治療においては、昨今目覚ましく進歩している分野であり、初期の診断・治療が予後を左右すると言われています。早期診断のためMRIによる補助診断も積極的に実施し、また抗リウマチ薬・生物学的製剤の導入も積極的に行っています。生物学的製剤の症例数は東部地域でも多く、レミケード約20名、エンブレル15名、アクテムラ約20
名、平成22年11月より導入のオレンシアは現在10名となっています。生物学的製剤の使用に関しては、大多数は外来通院で行いますが、遠方の方には、短期入院をしていただき、現在のリウマチの状態(関節破壊の程度、胸部CT等での呼吸機能のチェック、薬剤の選択、リハビリ等)を行い以降は通院での治療を継続していくというケースも多数あります。外来では、生物学的製剤の点滴治療に関する勉強会を行う事で、看護師の教育にも力を入れ、安全性・投与時の患者様の負担の軽減に努めています。
また、関節リウマチによる関節破壊が進行し、手術加療が必要となった方にも、脊椎外科、関節外科を得意とする整形外科医師が多数おりますので、手術・術後のリハビリと一貫して治療を受けることが可能です。生物学的製剤を併用しながらの手術症例も増えてきています。
現在、総病床数211床(一般病床168床うち回復期リハビリ病床41床、療養病床43床)、リハビリスタッフはPT(運動療法士)27名、OT(作業療法士)12名、ST(言語療法士)5名 おりますが、リハビリ室、有酸素運動施設プラーナも併設され、外傷・手術後のスポーツ復帰のためトレーニングに励むことまで、あらゆるレベルに応じたリハビリが可能です。
最後に、関節リウマチと聞くと、「こわい病気」「治らない病気」と恐れている方が大勢いらっしゃる印象です。現在の治療によって、関節リウマチを内服・点滴でコントロールすることで痛みをとって関節破壊の進行を抑えられること、関節破壊が進んで生活に支障をきたすような場合でも様々な手術治療があること、関節リウマチと診断されても、病気とうまく付き合っていけば、普通の方と変わらない生活が送れることを理解していただけるよう、日々診療にあたっています。ぜひ、ホームページもご覧下さい。
文責;小松美月






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