2010年12月：公立森町病院 〜心の通った地域医療を実践しています〜
森の石松と、美味しいお茶で知られる町・森町は、静岡県西部のほぼ中央に位置し、「遠州の小京都」として多くの人々に親しまれています。
森町病院には、一般急性期、亜急性期、回復期リハビリ病棟の入院設備があり、在宅医療を含めた継続的医療を含め、外来救急は365日、24時間の受け入れ体制で地域の方々をサポートしています。
森町病院の大きな特色は在宅医療で、実に訪問診療の約４割を在宅で看取っています。医師がチームで在宅医療にあたり、院内の訪問看護ステーションも365日、24時間体制でサポートしています。
更に平成22年４月からは、磐田市立総合病院と菊川市立総合病院や米国ミシガン大学と共同して家庭医の養成プログラムを開始しました。世界標準の家庭医療を日本の医療現場に即した形で身につけ、家庭ぐるみのかかりつけ医となり、地域医療を再生し、超高齢化社会で効果的に活躍できる能力を持った家庭医を育てていく予定です。
また、当院外来では、一般診療に加え、非常勤医による専門外来も充実しており、平成22年12月現在13科の専門外来を24人の医師が担当し、常勤医との連携による質の高い医療の提供を目指しています。その中の一つ、リウマチ・膠原病外来は、地元・森町出身で静岡リウマチネットワーク代表幹事である小川法良医師が毎週月曜日の午後に行っています。浜松医科大学との連携や近隣のリウマチ患者様の受け入れも含め、小川医師の手厚い診療が身近で手軽に受けられ、待ち時間が短いのも魅力の一つです。小川医師の診療場としては、穴場的存在でもありますので、お気軽にお越し下さい（原則として、他院に通院中の方は紹介状が必要です）。
文：岩田みち子さん
（看護師、静岡リウマチネットワーク医療従事者会員）
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