静岡リウマチネットワーク
 

2010年7月:地域に密着した一生涯の家庭医を目指す「佐野内科クリニック」

 当院は、富士宮駅の南側徒歩10分程度にあるクリニックで、晴れた日などは美しい富士山を間近に見ることができます。この富士宮の地に生まれ育った院長は、「地域に密着した一生涯の家庭医」を目指し、平成14年「佐野内科クリニック」を開院しました。
 内科・消化器科・呼吸器科・小児科・リウマチ科の5つの診療科を標榜しておりますが、患者様の様々な病気に対する相談や悩みなどにも丁寧に対応しております。
 平成20年には併設運動施設「eX-thera(エクセラ)」、理学療法スペース、管理栄養士を配置し、地域の健康向上の一助となる部門が稼働しました。
 運動施設は糖尿病や高血圧症などの生活習慣病改善のため、また、ご近所の方が体力づくりのために汗を流しにいらっしゃっています。
 理療スペースにはウォーターベッド、干渉電流型低周波治療器、電位治療器など設置してあり、希望すれば誰でも受けることができます。
 また喘息や高血圧患者様の新しい管理法として、NO測定器(喘息)、中心血圧測定機器(血圧管理)といった新しい機器も導入し、トータルヘルスケアを目的とした特徴ある医療施設です。

 関節リウマチに関しては、現在約116名の方が定期的に診察・治療に来院しています。この病は初期の治療が予後を左右すると言えるほど、発病数年で関節破壊が急激に進みます。そのため、早めに抗リウマチ薬・生物学的製剤を積極的に使用することで炎症を抑え込み、寛解に持ち込みます。症状、炎症の程度などにより治療法も変わりますが、慢性疾患で治療が長期に及ぶため、患者様には治療法や経過、生活に至るまで説明し、納得がいくまで話し合っています。
 関節リウマチ治療の実際ですが、インフリキシマブ(レミケード)の化学療法では専用の点滴室で、テレビを見たり付き添いの方と談笑できるような、ゆったりとした気分で過ごせるように個室となっております。看護師の教育も行き届いており、患者様の負担軽減のためエタネルセプト(エンブレル)の自己注射の指導を看護師が行っております。またメトトレキサートを積極的に増量し、生物学的製剤との併用が不可欠と考えており、リウマチ治療のゴールは、寛解後に健康人と変わらないQOLを取り戻し、維持することに置いております。
 リウマチの患者様で初期からかなり炎症が強かった方が、今では普通の方と変わりなく、診察のときには元気な姿を見せてくれます。血液検査の数値はもとより患者様の明るい表情を垣間見ることは、医療に従事するものにとって何よりの喜びだと思っています。
 静岡県東部の方にぜひ「佐野内科クリニック」を知っていただきたいと思います。
 詳しくはホームページ( http://www.sanocli.com/ )をご覧ください。


〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1
浜松医科大学第三内科内
TEL:053-435-1211(9:00〜16:30) FAX:053-435-1211(24時間)
e-mail:srn@hama-med.ac.jp
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