静岡リウマチネットワーク
 

骨粗鬆症薬に関する新聞報道

2008/01/07、骨粗鬆症薬とあご骨壊死に関する報道がありました。
内容は以下です。

「歯科治療後 副作用、全国で30人
骨粗しょう症の代表的な治療薬「ビスフォスフォネート製剤」を使っている人で、歯科治療後にあごの骨が壊死(えし)するなど副作用に見舞われている人が全国で少なくとも30人に上ることが日本口腔(こうくう)外科学会(理事長=福田仁一・九州歯科大学長)の調べで分かった。薬と抜歯などの治療後の細菌感染が重なったのが原因とみられる。

国内では、高齢の女性を中心に骨粗しょう症患者は約1000万人と推定され、100万人以上がビスフォスフォネート製剤を服用していると言われている。厚生労働省は、ビスフォスフォネート製剤使用によるあごの骨の壊死に関連する副作用の診断基準などを掲載した重篤副作用疾患別対応マニュアルを早急にまとめ、患者や医師に注意喚起する方針だ。

ビスフォスフォネート製剤は、骨の代謝を抑える作用があるほか、がんの骨転移による骨壊死を防ぐ働きもある。

同学会は昨年、ビスフォスフォネート製剤を普段使っている患者に、抜歯後の穴が埋まらず骨が露出し、あごの骨が腐ったり、炎症が悪化したりする副作用が続出したのを受け、全国の主な歯科治療施設239か所を対象にアンケート調査を実施した。

その結果、30人があごの骨が腐る、骨髄炎などの重い「副作用」を起こしていたことが判明。平均年齢は66.9歳で、女性が26人と大半を占めた。乳がん治療などの一環として注射を受けている人が25人と多く、骨粗しょう症治療のために錠剤を飲んでいる人は5人だった。

副作用が出たのは、抜歯後が16人と最も多く、インプラントや義歯装着でも発症。歯周病など口内に問題があって発症したケースも5人いたという。

福田理事長は「ビスフォスフォネート製剤を使っている患者は、歯科治療の際に必ずその旨を歯科医に伝え、ビスフォスフォネート製剤を処方する医師も副作用について十分説明することが重要だ」と話している。」

リウマチの患者さんの中にはこのお薬を内服している方もいらっしゃると思います。歯科または口腔外科における治療の際には主治医の先生に相談してください。医薬品医療機器総合機構のホームページには患者さん向けの医薬品ガイドも掲載されていますので、ご覧になりたい方は事務局までお問い合わせください。

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