浜松医科大学医学部附属病院

診療科案内

Speciality Guidance

下垂体腺腫の治療法

下垂体腺腫の治療の原則は、経蝶形骨洞腫瘍摘出術です。腫瘍が大きく頭蓋底に浸潤している場合や、再発例で腫瘍の摘出が経蝶形骨洞からのアプローチでは困難な場合は開頭腫瘍摘出術が選択される場合もあります。当科では頭蓋底腫瘍に対しても多くの症例を手術した実績があり、いずれの手術方法でも腫瘍の摘出が可能です。プロラクチン産生腺腫、成長ホルモン産生腺腫や甲状腺刺激ホルモン産生腺腫などでは、薬剤が選択されることもあります。また、手術や薬剤によっても十分な治療効果が得られないときには、サイバーナやガンマナイフといった定位的放射線治療を行うことがあります。

以下に実際の症例を提示します。巨大な浸潤性の非機能性腺腫の症例です。経蝶形骨洞腫瘍摘出術単独では腫瘍の十分な摘出が困難で経頭蓋腫瘍摘出術を Dolecのアプローチを用いて行っています。



  • 視力視野障害、下垂体機能低下症で発症した巨大下垂体腫瘍に対して経蝶形骨洞腫瘍摘出術と経頭蓋腫瘍摘出術を用いて腫瘍摘出した症例

    術後視力視野障害は改善した(術者 酒井直人医師)

    術前視力 右0.05(0.05)左0.3(0.6)
    視野:耳側半盲

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術後視力 右0.2(0.5) 左0.1(1.2)

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