浜松医科大学医学部附属病院

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下垂体とは

下垂体は、その名のとおり脳の正中部から下垂した小さな組織で、トルコ鞍と呼ばれる骨のくぼみに存在しています。その上方には視神経が、側方には海綿状静脈洞があり、この中に眼球運動神経、内頚動脈が存在しております。また、その下方には、蝶形骨洞と呼ばれる副鼻腔が位置し、鼻腔内に最も近接した領域です。下垂体腺腫の手術が後述するように鼻腔から行われるのはこのためですが、狭い範囲に重要な神経や血管が存在していることから手術には十分な経験が必要です。
下垂体は、ホルモンの中枢であり、主として前葉と後葉に分けられ、成長ホルモン(GH),甲状腺刺激ホルモン(TSH),副腎皮質刺激ホルモン(ACTH),プロラクチン、性腺刺激放出ホルモン(LH-RH)、抗利尿ホルモン(ADH)を分泌しています。