静岡リウマチネットワーク
 

メトトレキサートの承認用量に明るい兆し?!

 生物学的製剤の登場により関節リウマチの治療は著しく進歩しました。新薬ラッシュが続きますが、一方で、生物学的製剤に併用する抗リウマチ薬「メトトレキサート(MTX)」の投与量が絶対的に少ないとの指摘が相次いでいます。生物学的製剤とMTX併用による骨破壊抑制効果をみた海外の大規模臨床試験では、いずれも 15mg/週以上のMTXが投与されています。一方、日本国内で行われたインフリキシマブの市販後調査結果では、MTXの投与量は平均 7.3mg/週、エタネルセプトの市販後調査結果では、MTXの投与量が平均 6.2mg/週と欧米の半分以下にとどまっており、これが、国内の試験で、「生物学的製剤の有効性が十分に発揮できていない理由」の一つとも言われています。「アンカードラッグであるMTXの用量を増やさなければ、生物学的製剤の有効性が十分に発揮されず、患者に大きな経済的負担をかける安易な使用を招く」と危機感を示し、承認用量である8mg/週の早急な規制撤廃が求められています。

 これをうけ、リウマチ財団は厚生労働省宛にメトトレキサート投与量の増量等に関する要望書を提出しました。
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