多様な子どもたちを支えるデータ活用技術(Well−Being Base:WeBB)により実現する未来社会(イメージ)11 NEWSLETTER浜松循環器疾患地域支援講座(寄附講座) 特任准教授早乙女 雅夫光医学総合研究所光量子技術開発部門バイオフォトニクスイノベーション寄附講座 特任准教授寺田 達弘【専門分野】循環器内科学2025年4月1日付けで浜松循環器疾患地域支援講座の特任准教授を拝命いたしました。私は1995年に浜松医科大学を卒業後、内科学第三講座(循環器内科)に入局し、2005年に本学大学院を修了いたしました。その後、2007年に米国留学から帰国して以来、約18年間にわたり、浜松医科大学において診療・教育・研究に従事してまいりました。現在、日本の医療提供体制は大きな転換期を迎えており、浜松市においても2040年を見据えた「新たな地域医療構想」への取り組みが始まっております。そうした中、浜松市の支援を受けて新設された当講座の担うべき役割は極めて大きいと感じています。今まで浜松医科大学で培った経験や人脈を基盤として、病院間および病診間の連携をさらに強化し、福祉機関や行政と協働することで、「オール浜松」の協力体制を構築し、市民の健康づくりに貢献する所存です。まだ立ち上げたばかりの講座ですので、皆様からのご指導ご鞭撻、そして温かいご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。【専門分野】認知症学、脳神経内科学、核医学2025年5月1日付けで光医学総合研究所・バイオフォトニクスイノベーション寄附講座の特任准教授を拝命いたしました。今回は、本学と臨床研究を行ってきた市指定の認知症疾患センターである静岡てんかん神経医療センターとのクロスアポイントメントでお世話になります。出身は大宮で、本学を卒業後、本学第一内科に入局し、県内で神経内科医として勤務、神経心理学で学位を取得し、本学生体機能イメージング分野でのPET研究、カナダのマギル大学での画像解析学の留学を経て、認知症の臨床研究と診療に取り組んできました。本講座は浜松ホトニクスの寄附講座となります。産学官そして病(院)連携を通して、光医学を用いた生体機能を画像化する技術で皆様方に貢献できるよう尽力してまいります。分子イメージングを脳神経から全身臓器へ、臨床研究から基礎研究へトランスレーションするとともに、光医学の魅力を発信してまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻をいただけますようよろしくお願い申し上げます。千住淳教授の研究開発課題が科学技術振興機構(JST)未来社会創造事業(探索加速型)の「本格研究開発課題」に採択されました本学子どものこころの発達研究センターの千住淳教授が代表を務める研究開発課題「多様な子どもたちの個性とウェルビーイングを支えるデータ活用技術開発」が科学技術振興機構(JST)未来社会創造事業(探索加速型)令和7年度本格研究課題(重点公募テーマ:「他者とのインタラクションを支えるサービスの創出」)に採択されました。未来社会創造事業は、社会・産業ニーズを踏まえ、経済・社会的にインパクトのあるターゲット(出口)を目指す技術的にチャレンジングな目標を設定し、実用化が可能かどうか見極められる段階(概念実証:POC)を目指した研究開発を実施します。千住教授の研究開発課題は、探索研究および第1次ステージゲート評価を経て、令和7年度の本格研究課題に採択されました。NEW S
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