浜松医科大学 NEWSLETTER 2022.3 (Vol.48 No.2)
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●母子の最善を目指して●浜松に訪問看護を設立して●コロナ禍における介護予防教室参加高齢者の コグニティブフレイルと支援プログラムの開発●アトピー性皮膚炎を皮膚に存在するT細胞から解明する●各種行事●留学生の紹介●サークル紹介1人口及び疾病構造の変化や療養の場の多様化等を踏まえた地域医療構想の実現や地域包括ケアシステムの推進に向け、また新興感染症による世界的な危機を背景に、保健師・助産師・看護師などの看護職には保健・医療・福祉の場で多職種と連携して対象の多様性・複雑性に対応したケアを提供することが期待されています。NEWSLETTER2025-262526表紙の写真看護学科棟にて。今野学長、山本理事、村本監事、梅村副学長、佐々木看護部長、看護学科教授文部科学省では昭和49(1974)年から大学における看護学教育に関する検討が重ねられ、平成23(2011)年に「学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標」として5つの能力群(ヒューマンケアの基本に関する実践能力、根拠に基づき看護を計画的に実践する能力、特定の健康課題に対応する実践能力、ケア環境とチーム体制整備に関する実践能力、専門職者として研鑽し続ける基本能力)と20の看護実践能力が明示されました。これらは、保健師・助産師・看護師に共通した看護学の基礎を教授すること、看護生涯学習の出発点となる基礎能力を培うこと、創造的に開発しながら行う看護実践を学ぶこと、人間関係形成過程を伴う体験学習が中核となること、教養教育が基盤に位置づけられること、など看護実践能力を培ううえで必要な教育課程の特色を基盤に構成されています。平成29(2017)年には「看護学教育モデル・コア・カリキュラム」として発展し、我が国において看護学教育のカリキュラムを構成する際の手がかりとなっています。本学看護学科では、地域社会の看護の質向上や国際的視野を持つ看護職者の輩出を目指し、上に述べたモデル・コア・カリキュラムに示される内容を踏まえてカリキュラムの見直しを図り、学生や実習先の指導者を交えた検討会を重ねて令和4(2022)年度の指定規則の一部改正の機会に新たなカリキュラムをスタートさせることといたしました。171819-201921-2421-222324令和4年2月撮影内容の検討と科目の名称変更・科目の整理 (26科目)●「解剖学」「生理学」→「解剖生理学 I・II・III」●「基礎看護技術 II」→「診療時看護技能論」●「地区活動論」→「コミュニティアセスメント論」           (個人・家族・集団・組織の支援 I)新設科目●「国際看護」●「国際看護演習」●「保健医療行政論 II」●「中国語 I・II」指定規則対応● 看護師課程  基礎看護学関連 13単位→14単位  在宅看護学→地域・在宅看護学   (領域名変更)● 保健師課程  26単位→31単位  単位認定科目の拡大卒業生は今2看護学科新カリキュラム学生自身や実習施設の指導者とも議論看護学教育モデル・コア・カリキュラム学会賞等受賞講座・研究室紹介次世代×研究者大学ニュース本学独自の理念や特色カリキュラムポリシーを策定

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