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委員会報告

令和5年度浜松医科大学動物実験委員会 議事要旨

日   時   令和5年7月13日(木) 14:00~14:45

場   所   動物実験施設2階会議室

出 席 者   佐藤委員長、髙林副委員長

中島、華表、安田、永田、大磯、塩﨑、青島の各委員

欠 席 者   御室委員

事 務 局   熊澤研究協力課長、松浦研究支援係長、髙林研究支援係主任、良知研究支援係員

審議に先立ち、委員長挨拶、各委員の自己紹介があった。また、前回委員会(令和4年7月22日開催令和4年度第3回当委員会)の議事要旨について確認が行われ、出席者から特段疑義がなかったことから確定となった。

1.審議事項

(1) 令和4年度医用動物資源支援部自己点検・評価報告書について

髙林副委員長から、資料1に基づき令和4年度自己点検・評価報告書について説明があり原案どおり承認された。

(2) 令和4年度動物実験に関する自己点検・評価報告書について

髙林副委員長から、資料2に基づき令和4年度自己点検・評価報告書(国立大学法人動物実験施設協議会仕様の情報公開用)について説明があり原案どおり承認された。

(3) 「動物実験計画申請における麻酔薬および安楽死法の選択」の改定について

髙林副委員長から、資料3に基づき、「動物実験計画申請における麻酔薬および安楽死法の選択」の改定について説明があり原案どおり承認された。

(4) 動物実験計画書の変更申請に係る迅速審査について

髙林副委員長から、動物実験計画書の変更申請に係る迅速審査について、本学での導入の可否及び対象とする変更の範囲について審議を求める提案があった。

(提案内容)

先日、実験動物管理者研修会に参加した。他大学の事例として、軽微な変更について「迅速審査」で処理している大学があることを聞いた。従事者の変更等については委員全員で審査する必要はないと思われるため、本学で委員長と副委員長のみで審査するような仕組みを作ることは可能か、また、何を軽微な変更とするかについて議論したい。

(意見等)

・従事者の変更は迅速審査の対象としたい。(髙林副委員長)

・実験室の変更は迅速審査の対象に加えてよいのではないか。(大磯委員)

・規程等ではどのような扱いになっているか。(大磯委員)

・動物実験規程において変更申請についての記載はあるが、委員会としてどのような方法で処理するかについての詳細は規定されていない。(事務局)

・迅速審査を導入する場合、事務的には対応可能か。導入している他大学では、申請内容自体は全委員が閲覧できる状態で審査され、疑義があれば委員長、副委員長以外の委員も意見ができる仕組みになっていると聞いている。(髙林副委員長)

・現在、動物実験計画書の申請についてはレビサポ(Web申請システム)を通じて行われている。システム上委員長、副委員長のみに審査を依頼することは可能であるが、他の委員に共有はできない。また、迅速審査結果を、次の委員会で報告することは可能である。(事務局)

・期間の延長は迅速審査の対象に加えてもよいのではないか。(中島委員)

・期間延長の際は、年度毎の実験計画の記載を求めており、その内容を含めて審査する必要があるため、期間の延長は、委員全員での審査が妥当と思われる。(髙副委員長)

・動物実験規程において詳細な規定が無いということであれば、当委員会で合議し、集約した意  見を議事録に残す形や、新たに細則等を整備する形などが考えられる。動物実験規程の第11条に、迅速審査について明記する形に変更を加えてもいいと思う。(大磯委員)

(結論)

・軽微な変更申請について、委員長・副委員長のみによる迅速審査を導入することが承認された。

・軽微な変更としては、まずは従事者の変更、実験室の変更とすることが承認された。

・迅速審査の運用の詳細については委員長・副委員長及び事務局で検討することとなった。

(5)その他 

その他、審議事項なし

2.報告事項

(1) 国動協(国立大学法人動物実験施設協議会)総会参加報告

令和5年6月9日自然科学研究機構動物資源共同利用研究センターの主催

  髙林副委員長より、令和5年6月9日開催の協議会総会等について報告があった。併せて、実験動物管理者研修会にも参加し、目新しい情報はなかった旨説明があった。

(2) 動物実験規程の改正について

  髙林副委員長より、動物実験規程の改正について資料4に基づき報告があった。

(3) その他

・学部学生における動物実験教育訓練について

髙林副委員長より、学部学生における動物実験教育訓練について、従来は1年次授業科目で実施していたが、昨年度カリキュラム変更により実施できなくなったこと、また昨年度他大学でカルタヘナ法違反の事案があったことを踏まえ、今年度は「基礎配属」(医学科3年次授業科目)の初日に、遺伝子組換え実験の教育訓練と同時に実施することになった旨報告があった。