大学紹介

University Introduction

生体医用光学研究室

【研究目標】
ヒトを対象とした分子・細胞・組織・個体レベルにおける生体機能と形態学的情報の動的可視化(ライブイメージング)は、究極の生体機能可視化技術であり、社会的に要請の強い癌や精神・神経疾患の病態解明、診断、治療法開発への道を拓くことが期待されますが、まだ実現されていません。この様な個体におけるダイナミックなマルチレベルのin vivoイメージングを実現して、光画像診断学の創出を目指しています。

【アプローチ】
近赤外領域の光を用いる拡散光トモグラフィ(DOT)の開発を行っています。 DOTは、生体内部の機能・形態情報をもつ光学特性値分布の定量的3次元イメージングを行うことができます。 DOTの技術は、蛍光プローブを用いる蛍光トモグラフィ(FDOT)へと発展させることができ、生きた個体レベルで分子機能を可視化するin vivo分子イメージングが可能になります。 DOT開発では、物理・数学・医学・工学など異分野間で協力して、生体における光伝播の数理モデルの構築や実際のヒト計測など、理論と実験を組み合わせた研究を行っています。