静岡リウマチネットワーク
 

アバタセプトの早期承認に関するリウマチ財団の要望

日本リウマチ財団より、国内のアバタセプトの早期承認を求める要望書が厚生労働大臣 舛添要一氏、厚生労働省医薬食品局長 高井康行氏、医薬食品局審査管理課長 中垣敏郎氏宛に提出されました。以下にその全文を掲載致します。

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                         日本リウマチ財団発52号
                             平成21年6月12日

厚生労働大臣 舛添 要一殿
                        財団法人 日本リウマチ財団
                             理事長 高久史麿

      関節リウマチ治療薬アバタセプトの早期承認について(要望)

 日頃より当財団の活動にご指導・ご支援を賜り心より御礼を申し上げます。ご承知の通り、当財団は昭和62年の財団設立以来、リウマチ性疾患の征圧に向けた諸事業を推進し、リウマチ性疾患を取り巻く環境の変化を見守って参りました。抗リウマチ薬、生物学的製剤の出現により、ここ十数年の間に格段にの改善を見ましたことは、医療従事社、リウマチ性疾患患者さんはもとより、患者家族のみなさんが大いに実感しているところであります。
 昨年は、二つの生物学的製剤が関節リウマチ適応薬として承認され、アバタセプトも関節リウマチ治療薬としての承認され、リウマチ医療の進歩、発展に拍車がかかっております。
 アバタセプトは、既存の生物学的製剤と全く異なる作用機序を持ち、既存薬によっては効果不十分な症例にも効果が期待できる治療薬であり、これが関節リウマチ治療薬として承認されれば、リウマチ登録医等、リウマチ治療の第一線で活躍する医療従事者、患者さんにとって治療法の選択肢がより広がり、患者さんの状況を適切に判断し、適正な治療を選択する事により、病気の活動の制御、関節破壊の防止、生命予後の改善、緩解はもとより治療も期待され、一人でも多くの患者さんがより早く、QOLの改善を目指せる状況になる者と考えます。

以上、アバタセプトを関節リウマチ治療薬として、速やかにご承認くださるよう強く要望致します。
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アバタセプトに関しては、医療最新情報の第二回に特集をしましたので、是非ご覧下さい。

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