静岡リウマチネットワーク
 

会員の患者様よりお便りを頂きましたので掲載致します。

 私は36歳でリウマチと診断され、治療の結果、寛解状態に導いていただきました。
御前崎総合病院の大橋院長先生には医大附属病院にいらっしゃる頃より大変お世話になりました。御前崎に赴任され、お忙しい中でも丁寧な診察を続けてくださることに、言い尽くせぬ感謝でいっぱいになります。
 リウマチの症状が出始めた頃には階段では一段降りる度に悲鳴を上げたくなる痛みでしたし、便座に座る瞬間の痛みが怖くてトイレはなるべく我慢していました。膝や足首は腫れ上がり正座はできない、肘や膝を不意につけてしまったらしばらくは痛みが収まるのをうずくまって待つような状態でした。体中が熱くて重くて、たまらないダルさでした。
 リウマチの疑いがあると告げられた時には「寛解」という言葉も知らず、先が見えない不安で自分が惨めに思えたりもしました。
 同じようにリウマチで苦しんでいる方達の経験を知る機会があればありがたいと思っていましたが、いろいろな活動に参加するのには時間等の制約もあってなかなかできませんでした。私の場合、初診より信頼のできる先生にお会いできたことで、何の迷いもなく治療に専念できましたが、なかなか症状が改善されなかったら試行錯誤を繰り返していたかもしれません。インチキまがいの健康食品や宗教にすがっていたかもしれません。
 患者側もお医者さん任せにするのではなく、自分から病気について知ろうとする努力が気持ちを前向きにしていく一歩になると思います。
 私は今はとても良い状態で毎日を過ごさせていただいていますが、やはり「また、あの痛みが襲ってきたらどうしよう」そう考えるだけで恐ろしいです。関節の違和感に、必要以上に反応してしまいます。
 こういう場をお借りして、他の患者さんのアドバイスや体験をお聞きできたらありがたいと思います。また、先生方からも、診察を通して感じていらっしゃることや、リウマチ治療に関わるようになったきっかけなどのお話を伺えたらと思います。
 専門の先生方を中心にネットワークを立ち上げてくださったことは病院の選択をはじめ、治療に関する情報など、正しい知識を頂けるので大変ありがたく思います。
 先日、ネットワークの会員申し込みの為にメールを送りましたところ、「患者や家族の為により良い診療環境にする為に活動をしたい」と私のような一患者に丁寧なお返事を頂きました。こんな若くて熱心な先生がいらっしゃるなんて、本当に心強く頭の下がる思いです。
 リウマチを患ったことで、今まで気付かなかったことが見えてきたり、私を成長させてくれたような気がします。長い道のりですが、見守ってくださる先生方が近くにいることを支えに、日々過ごしていきたいと思います。
                        K.K

K.Kさま、本当にご意見ありがとうございました。
今後の活動に役立てていきたいと思います。
また、ご意見等ございましたら、ぜひお寄せください。
                         編集担当者

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